スペガ通信
おしゃれな外構工事にかかる費用は?相場は?
本日のスペガ通信は皆様の関心が高い「外構の費用」についてまとめました。
お家を建てようと考えていらっしゃる方の中には外構の費用感が全く分からないという方も多いと思います。
けれども外構も適当にはしたくないし、おしゃれな外構にしたい!という方のために
新築外構費用の本当の所をお伝えしちゃいます!
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1)そもそも外構とは?
2)ハウスメーカーから言われる「予算」のホント
3)お庭の工事費用を忘れていませんか?
4)外構工事費用の平均は?
5)外構を相談するタイミングは?
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1)そもそも外構とは?
外構とは、敷地の住居を除いた外回りの事を指します。
別名エクステリアとも言い、インテリアの逆ですね。
境界塀や門柱、門扉、車庫、カーポート、土間コンクリート、柵やフェンス等の構造物、庭木や垣根、物置なども含まれます。
これらの要素を全てまとめて外構と総称しています。
2)ハウスメーカーから言われる「予算」のホント
外構予算を決めるときに、多くのお客様がハウスメーカーから聞いた費用を基準にされています。
「外構予算は100万円〜150万円位ですね」
この100万円〜150万円は何を基準に出ているのでしょうか?
ご相談されに来るお客様でこのハウスメーカーから言われた外構費用で
予算を組んでいる方がとても多いのですが、大体がこの金額に納まりません。
もしかしたらただコンクリートを打って出来合いの一番安い門柱を建てて終わりなのかもしれません。
ですがこれには大きな落とし穴があります。
外構工事には目に見えるデザインの部分他にも沢山工程があります。
土の掘削は?境界ブロックは?目隠しフェンスは?アプローチのデザインは?植木は?
そして何よりデザインにはこだわらなくていいのですか…??
そう。デザインです。
折角建てたピカピカの新築に貧祖な外構・・・どう見ても不釣り合いです。
おそらくお客様は予算100万円で日頃から調べているかっこいいデザインの外構が出来上がると思って
ご相談にいらっしゃいます。
ご希望を聞いていくと・・・おしゃれなデザインの門柱にアプローチにも石やタイルを貼って、
駐車場にはカーポートを、自転車置き場にはサイクルポートを付ける。
土間コンクリートは殺風景なのでデザインを入れて、お隣との境界フェンスは目隠しを付けたい。
夜はいい感じのライティングも欲しい。
と、当たり前ですが「見た目もおしゃれ」な外構をご希望されます。
車庫2台用で境界ブロックやフェンスもある敷地ですとシンプルに作っても上記で300万円〜400万円はかかります。
聞いていた予算から倍以上オーバーです。
住宅の方で予算を使い果たしたどころか、オプションをあれこれつけて既に予算オーバーしています。
そこから更に外構費用が予想以上にかかるとなると・・・外構は削るほかありません。
そして同じご要望をハウスメーカーに出しても絶対に100万円では納まりません。
ハウスメーカーの営業さんは残念ながらお家のプロではありますが、外構のプロではありません。
プランは外注に丸投げし、出てきたものに金額を上乗せして出しているだけなのです。
なのでどのくらいの外構費用が掛かるのか実際はわからないまま予算を決めています。
これはあくまでハウスメーカーの営業さんの「希望外構費用」です。
ハウスメーカーは出来るだけ家に予算を使ってほしいですから、外構予算は少ない方がいいのです。
「外構が100万円でできるなら、お家にもっとお金をかけても大丈夫か!」ってなりますよね?
そして外構の打ち合わせが一番最後に来るのです。さて、どこから予算を出しましょうか。
私たち外構専門店ではもう定番のやめてほしい事No,1がハウスメーカーが決める「外構予算100万円」です。
外構費用100万円でご希望の外構が出来上がらないのは明らかなのにもう長い間「とりあえず100万円」はなくなりません。
私達も、せっかくの新築に費用を削りに削ったご希望と違う外構で諦めるしかないお客様を見たくありません。
3)お庭の工事費用を忘れていませんか?
ここまでのお話に「お庭の工事」が出てきていない事にお気づきでしょうか。
新居のウッドデッキでのバーベキュー、お子様をプールで遊ばせたり、お友達をよんでお庭でお茶をしたり
ガーデニングを楽しんだり・・・
これも新居のプランの一つですよね?
お庭の工事費用は・・・どこでしょうか?
当たり前ながら、外構費用の100万円が足りていないのにお庭の工事は含まれていません。
ウッドデッキを付けて、人工芝を貼って、目隠しフェンスを付けて・・・
これだけで既に100万円では足りません。(お庭の大きさによっては費用がもっとかかります。)
皆様、外構費用100万円がどれだけ無謀かお分かりいただけましたでしょうか?
4)外構工事費用の平均は?
ではお庭までを含めた適正な「外構費用」は一体いくらなのか?
巷では建物建設費用の10%程度と言われていますが、先ほどの話しに当てはめても
建築物が1000万円という事ですよね・・・?
外構専門店として外構費用は「建物の建築費用+土地代」の10%程度とお考えいただくのが妥当だと思います。
なぜならば、いくら家が安くても、土地が広かったらそれだけ費用がかかるという事です。
そこからどれだけデザインにこだわるか、オプションを付けていくかで金額が上がってまいります。
また、DIYする箇所を増やすことで外構費用を抑えることが出来ますので、10%をベースに増減分を検討してみてください。
5)外構を相談するタイミングは?
外構費用を試算するためにも早めにご相談いただく事をお勧めいたします。
外構費用を出すのに必要なのが家の図面と敷地の図面です。
これは外構面積がどのくらいあるのかを把握するために必要で、
この資料があればご希望される外構工事にどのくらい費用が掛かるのかの大まかな金額が分かります。
また、外構で使う素材や商品も多岐に渡るので、外構の専門家にどうすれば費用削減できるか
他に商品のオプションはないかなど、選択肢をご相談いただくと良いかと思います。
お客様が参考資料としてお持ちいただく写真の外構は、実は結構お金がかかっている事が多いです。
なかなか単価が分かりづらいからこそ、これでこんなにするの!?と驚かれる方もしばしば。
外構は物の値段とプラス工事費が掛かります。
商品によっては高額な工事費が掛かるものもありますので、その辺りも事前に分かるといいですよね。
また、下記の立地条件は通常よりも外構費用が高くなる傾向があります。
・高台
・旗竿地
・角地
土地が安かったのに外構費用で高くついてしまった!なんて事もよくございますのでご注意ください。
商品もピンからキリまであり、外構デザインに凝れば凝るほど費用が上がっていきますので
まずは外構専門家に相談をして大体の価格感をつかむようにしましょう。
【まとめ】
分かりづらい外構の費用ですが、事前に専門家にご相談いただく事で大体の相場が分かり後で驚く事も無くなると思います。
ここでポイントですが、相談先は「ハウスメーカー」ではなく「外構専門家」という事を覚えておいてください。
お家の中よりもより不特定多数に見られる外構だからこそ、お家とのバランスがとても重要です。
一度家を建てたことのある人なら「あ、ここの家は外構は費用が無かったんだな」と、経験で大体ばれてしまいます。
折角の夢のマイホームが外構費用不足で貧祖にならないよう、バランスの良い資金配分をご検討ください。
ご参考になりましたら幸いです。