八千代店ブログ
父へ
2007年1月11日
年末、年始大阪の実家に帰省しました。
毎回帰省するたびに年老いていく両親を見るのは少し
寂しいものがあります。
私が子供の頃、父はとても厳しく、怒られると反省するまで正座
させられ、時には手をあげられることもありました。
父が家に帰ってくる時間には綺麗にしていないと怒られ、
7時の門限に遅れては叱られ、祖母に少しでも偉そうな口を
きけば叱られ、畳の縁を踏んでも叱られる毎日でした。
そんな父に反抗することもしばしば有、早く父の元を離れたいと
思ったこともありました。
しかし、私が結婚の為大阪を離れこちらに来ることになった時
父は主人に「我が儘に育ててしまった。贅沢はさせなくいい。自分達の
ことも心配しなくていい。その代わり病気になった時だけは面倒を
看てやって欲しい」と言い涙を流していました。
父の涙を始めて見ました。
深く感謝の気持ちでいっぱいになり、父の娘でよかったと感じました。
厳しかった父もすっかり気弱になり、今では反対に
私が父のことを叱ったりすることもあります。
厳しかった父が懐かしく思えます。
いつまでも、元気で長生きして時には又叱ってください。
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