失敗しない外構ポイントEXTERIOR POINTS

失敗しない外構ポイント

家を建てる前に知っておきたい外構のよくある失敗例と解決策をご紹介します。

1.外構を考える時期について

失敗1

外構専門業者に依頼しようとしたができなかった。

下請け業者からの提案が満足できなかったので専門業者に依頼しようとしたら、外構は下請け業者でやらなければならないことが発覚。しぶしぶ提案された外構を作るしかなかった。

解決策

家の打合せ初期段階で専門業者への依頼が可能か確認しましょう。

家を建てる会社様によって、専門業者へ依頼できるか異なります。家の相談をする初期段階で確認しましょう。 外構工事は建物の最終工事のため、契約や工事が進んでからの相談になることが多々あります。初期段階で「専門業者への依頼も考えている」と伝えましょう。

失敗2

家が完成してから相談を始めたら手遅れだった。

「とにかく家を建てたあとに、ゆっくり外構を考えよう」と思っていたら、予算も全然足りないうえに、配管やメーターが邪魔なところにあって思い通りの外構ができなかった。

解決策

家の契約をする前に、一度ご相談にお越しください。

家の契約を済ませてしまった後では、建物の配置も予算の変更もできない場合があります。 契約をする前に、家の図面を持ってご相談ください。 理想の外構を作るために必要なスペースや予算についてアドバイスいたします。 外構の設計は、家の大きさや配置が決まった後に行います。

外構工事の流れ

2.予算について

失敗

最低限の予算しか組んでいなかったために残念な外構になってしまった。

外構プランもないまま、建築会社の言われた通りの予算を決めて契約したら、最低限の外構プランしかできなかった。もっとオシャレにしたいと思ったら、追加費用がかかると言われた。

外構の予算組の失敗例
解決策

オシャレな外構を作るための予算を知っておきましょう。

建築会社が考える外構予算は最低限であることが当たり前です。 理想の外構を作ろうと思った時、予算が足りないことに気づきます。 予算を大きく左右するポイントは、広さとスタイル(オープンタイプ・クローズタイプ)です。

※オープンタイプ:敷地と道路を塀や扉で塞がないタイプ
※クローズタイプ:敷地と道路を塀や扉で塞ぐタイプ

外構プランの予算例

※その他に、隣地との境界にブロックとフェンスを立てる「境界工事」の有無や、
道路と敷地との高低差によって予算は大きく変わります。
失敗1

駐車スペースが狭くて車が停められない。

家の間取りを優先したためにスペースが取れず、車が停められない、入りづらい駐車スペースとなってしまった。また家族が増えて大きな車に変えたら、駐車スペースから道路に車がはみ出してしまった。

解決策

車を停めるために必要な広さを知っておきましょう。

車の台数と停め方によって、必要な広さは変わります。いつも停めるスペースなのか、臨時のお客様用スペースかによっても変わります。 車を停めた状態で、人が周りを歩けるか、ドアを開くことができるか、確認することが大切です。

駐車レイアウトによる必要な広さ
代表的な車のサイズ
失敗2

玄関扉を開けたらすぐ目の前が道路。

家をできるだけ大きくしたために、玄関扉を開けるとすぐ目の前に道路が。 玄関扉を開けたら、外から室内が丸見えになってしまうし、子供が道路に飛び出さないか心配。

解決策

玄関ポーチから道路までのアプローチを確保しましょう。

玄関から道路までの広さを確保できることが一番ですが、どうしても確保できない場合は、最低限必要なポーチやアプローチの広さを知っておくことで失敗を回避できます。道路だけでなく隣家に対しても同様に考えましょう。

玄関ポーチの最小サイズ

ポイント

どうしてもスペースを確保できない場合は、省スペースで設置可能なスクリーンを活用するとデザイン性のある目隠し、落下防止策が可能です。

玄関前の省スペース施工例
失敗3

自転車を置くスペースがない。

車やアプローチのスペースは考えていたけど、自転車のスペースを考えていなかった。車よりも使う頻度が高いのに、出入りが面倒で大事な車にぶつけてしまった。段差があって出入りが困難だ。外から丸見えで盗まれないか心配。

解決策

玄関ポーチから道路までのアプローチを確保しましょう。

自転車のサイズだけではなく、人も一緒に動くことを考慮しましょう。 雨があたると錆びやすい自転車には、屋根をつけることもおススメです。

自転車置き場に必要な広さ

ポイント

できれば外から見えない場所に置きたい自転車。
門柱と一体感のある塀で隠すと外構のデザインもGOOD。

サイクルポート施工例

4.段差について

失敗1

駐車スペースの傾斜が急で車の下をこすってしまう。

車で出入りする度に下をこすってしまった。自転車も安定して停められない。適正な傾斜にしようとしたら、ブロック塀を作る追加費用がかかってしまった。

解決策

土地と道路の高さの差(高低差)を確認しておきましょう。

駐車スペースの最適な傾斜角度は、2~3%です。2%以下では水が溜まりやすく、3%以上だと車の底をこすったり、自転車が倒れやすくなります。最適傾斜で道路から土地の高さまで達するか確認しましょう。

駐車スペースの最適な傾斜角度

ポイント

道路から2~3%の傾斜で土地の高さまで達しないときは、家の基礎を深く作る「深基礎」にするのがベストです。深基礎にしない場合はブロックを積む必要があります。

家の基礎を深く作る「深基礎」にする方法もあります
「深基礎」施工例
土留めブロックを使用する方法もあります。
土留めブロック施工例
失敗2

玄関ポーチへの階段の段数が足らない。

家の引き渡しが終わって、いざ外構工事を進めたら、階段が1段足らなくて追加になってしまった。階段を増やさないように作ろうとしたら、1段の高さが高くて上り下りが大変に。

解決策

必要な階段の段数とスペースを確認しましょう。

上り下りしやすい階段は、段差が15~18cm、踏面が30cmです。ポーチと道路の高低差、距離を把握して、最適なアプローチを作ります。

上り下りしやすい階段は、段差が15~18cm、踏面が30cm

ポイント

道路から玄関ポーチまでの距離、高低差によってアプローチのデザインは多種多様です。
専門業者であれば使い勝手とデザイン性を兼ね備えた設計が可能です。

アプローチ階段施工例

ご予約は希望日の前日18時まで可能です。当日のご予約はお電話にてご予約ください。
火・水曜日は定休日のため、木曜日をご希望の際は、月曜日の18時までにご予約をお願い致します。