豪華サンルームの完全プライベートガーデン
基礎工事Day1~5
掘削工事
始めに不要な植木と土をじゃんじゃん撤去!
掘った土はひたすら一輪車で外へ運び、ダンプに積んでいきます。
再利用できるものは端に寄せて、使える日まで大事に養生しておきます。
養生(ようじょう)
部材運搬や塗装作業などの際に、
運搬物や周囲の汚損を防ぐために布や板で保護すること。
鉄筋・ブロック工事
タイルテラスを作るためのブロックを積みます。
鉄筋を組んだ後、タイルテラスの仕上がりの高さまで積んでいき、コの字で囲うように積んでいきます。
隙間空け工事
この小さく囲んだブロックはなんでしょうか?
実はこの内側には家の通気口が隠れているんです!
小さくて分かりにくいかもしれませんが、黒いサッシとブロックの間に小さな隙間があります。
これは通気口をタイルテラスで塞がないようにするため。
作業を怠ると家の下に湿気が溜り、カビの発生を高めます。
タイルテラスを考えている方は、家の下の通気口の場所を、確認しておくと良いでしょう。
砕石工事
ブロックを積んだ内側に砕石(さいせき)を入れます。
ダンプいっぱいに積んだ砕石を入れていき、3分の1程度入れては平らにして、奥から手前へと順番に砕石を敷き込みます。
うっすらとタイルデッキの形が見えてきましたね!
転圧工事
砕石を敷き込んだ後、道路工事でよく見かける「プレート」という機械を使います。
転圧(てんあつ)という圧力をかけて、地面を固める作業をします。
コンクリート流し準備工事
全て平らにしたら、「メッシュ」という鉄の網をテラス全体に敷いていきます。
メッシュコンクリートの骨となる鉄筋を網目状に組んだもの。
強度を出すためには必要不可欠な材料。
メッシュを結束させる部分を重なり合わせ、結束線で結束し、1枚の大きな網にします。
これでコンクリートを入れる準備ができました!
下地造りDay6~12
コンクリート工事
タイルテラスになる場所にコンクリートを流します。
サンルームの内側に再度コンクリートを流すため、一度、全体を均した後にサンルームの部分を
再度念入りに均していきます。
サンルーム工事
コンクリートが固まったら、サンルームを設置します。
商品はLIXILの暖蘭物語という高級サンルームです。
暖蘭物語は、気密性が高く、風が強い日でもパネルがバタつきません!
更にガラスに格子を付けたり、パネルのデザインを自分好みにカスタマイズできるので、家の雰囲気にあったデザインを選ぶことができます。
パネル貼り工事
屋根のパネルと側面のパネルを設置していきます。
先にポリカーボネートのパネルを屋根に取り付け、屋根の内側に日除け用のシェードを設置します。
ポリカーボネート
紫外線を約100%カットしてくれるすぐれもので、強度もアクリル板の約20倍の耐衝撃強度をもっています。
側面には上部にガラスパネル、下部にデザインパネルを取り付けます。
タイル下地工事
サンルームの内側にタイルを貼るため、更にコンクリートを流します。
扉が開閉するレールの高さに合わせてタイルを貼るため、レールより3cm(タイルの厚み分)下まで、再度コンクリートを再度流し込んでいきます。
外壁組み立て工事
サンルームと同時進行で、目隠しの外壁を組み立てます。
骨組みを組み、外側と内側の両面にボードを張りつけます。
このままでは味気ないので、後程外壁の塗装工事を行います。
少しずつですがお庭が形になり始めてきましたね。
職人技へどうぞ。
職人技Day13~20
足場組み立て工事
塗装作業の安全性を考えて足場を組んでいきます。
使用する材料を練って、何種類もある塗装道具を持って準備完了です!
外壁下塗り工事
外壁の下地を塗っていきます。
ベテラン左官職人の田部井さんも応援に来てくれました!
外壁の表面と裏面、更に側面も全て塗り、時間をかけて丁寧に下塗り作業は完成させました。
後は、仕上げの吹き付け塗装を行えば外壁も完成です!
吹き付け塗装工事
最後に塗料を吹き付けて外壁のできあがり!
既存の壁と家の色に合わせて塗装したので、全体的に統一感のある良い仕上がりになりました。
ガーデンシンク工事
職人の腕の見せどころ、オリジナルでガーデンシンクを作成!
既存のガーデンシンクを撤去し、給水管と排水管を接続して、土台となる部分をブロックで積み上げていきます。
小さなアールをつけるために、幅40cmのブロックを4等分にカットし、少しずつ角度を変えてブロックを積んでいきます。
更に2段目ごとに鉄筋を横に通し、土台の強度を高めます。
台座と蛇口の取り付け工事
次に、先日積んだブロックの上に自然石の台座を置き、蛇口と排水口の位置に穴を空けます。
ブロックの上にモルタルを載せ、更にその上に台座を据え付けます。
それが終わると、蛇口と受けを付けます。
ブロックにタイルを貼るため、下塗りを行いました。
仕上げDay21~30
ガーデンシンクのタイル工事
ガーデンシンクの立ち上がり部分に、タイルを貼って完成しました。
見事なアンティーク調に仕上がりましたね!
タイル工事
タイルテラスにタイルを、敷き詰めていきます。
中途半端な部分はサンダーで形を整えました。
サンダー
ブロックやタイルを切断する際に使われる工具で、
振動がとても強く、鉄筋やアルミも切ることができます。
オリジナルガーデンシンクとも相性がバッチリですね!
土入れ工事
お庭に植栽をするために、赤土と黒土をブレンドした土を入れていきます。
この土は有機物が多く、保水性に優れガーデニングではよく使われています。
平板敷き工事
入れた土を均していき、平板を敷く場所だけ踏み固めます。
それが終わると、平板の位置を決め、モルタルとカラネリ(セメント+砂)を用意して
平板を敷いていきます。
カラネリ
カラネリは水を混ぜるとモルタルとなるが、
レンガや平板を敷くときの微調整の自由度が高いです。
植栽工事
外壁の隙間に、目隠しのため常緑樹を植えていきます。
家の中から見たときにお庭として楽しめるように、ソヨゴ・シマトネリコ・ヤマボウシをバランス良く植えます。
平板とタイルデッキの間にも植栽を行いました。
花壇
植栽が植え終わったら、最後に花壇を作っていきます。
大きさの違う3種類のピンコロ石を使って、バランス良く綺麗に仕上げました。
信楽焼の照明も入れて、いよいよ完成です。
完成Day31
道路側の家とは思えない完全クローズガーデン
道路からの視線をほとんど感じない、プライベートガーデンが完成しました。
外壁の隙間に樹木が立つことで、圧迫感を感じずにお庭で過ごせることができます。