スペガ通信
台風に強い植木特集!倒れやすい種類も
年々強くなる台風・・・この度の最強台風でも多くの被害が出ました
植木が倒れたというお電話は数知れず・・・
どんな植木が強いの?
対策は?
など、今後に備えて植木屋がお教えいたします
という事で、今回は「台風に強い庭木」特集!
1)結局日本の植木が強い
毎年台風が来る日本。
昔から日本に生えている植木は代々その免疫が受け継がれ、
風に強いです。
例えばサザンカ、カンツバキなど。
サザンカ カンツバキ
シンボルツリーとして人気のソヨゴも今回倒れた報告がありませんでした
ソヨゴ
2)海沿いに生息している植木が強い
海岸などの防風林などでよく使われる、クロマツ、アカマツ、スギ、カラマツなど
海風を防いでくれる種の木は強い木の代表です
また、南国のヤシ類も海沿いに植えられるだけあって強いです
ヤシの木 シンボルツリー
ワシントンヤシ ソテツ
風を受けにくいドラセナなども倒れたという報告はありませんでした。
ドラセナ シンボルツリー
シンボルツリーとして人気のシマトネリコも比較的
風に強いと言われています
シマトネリコ
3)これはヤバイ!倒れやすい植木
倒れやすい植木の代表はオリーブ・ユーカリ・ミモザです!
オリーブ
ユーカリ
ミモザ
これは圧倒的本数が倒れています。
実は、台風の後に倒れたと連絡のある植木の8〜9割がオリーブです。
ただし!きちんと剪定をしているお宅は倒れてません
葉が生い茂って密集してしまうと、風が抜けずにもろに受けてしまい
結果倒れるのです。
なので、オリーブを植えているお宅は年2回の剪定を行う事で回避可能・・・かもしれません
ユーカリとミモザはにょきにょき生えるのに根が浅いため、
打つ手なし。といった所でしょうか
太い支え木をしておくなどの対策をすれば多少は助かるかもしれません。
と、言いますか、今の日本の状況を考えるとシンボルツリーとしてミモザとユーカリはおすすめできません
<<まとめ>>
台風の時に倒れる条件は、根が浅い・葉が密集しているが
一番の要因のように思えます。
葉が密集しているとモロに風を受けてしまいますので、
こまめに剪定をして管理してあげることが大切です。
剪定をすることで植木の健康も保てますので、一石二鳥ですね
植木も喜ぶことでしょう
ちなみに
これはプランターなどに植えている植木にも言えます!
小さめのプランターにぎっしり葉が詰まった植木が生えていると
風に煽られ、プランターごと転倒してしまいます
葉っぱが沢山つく植木をプランターに入れる場合は
大きめサイズを選び、こちらも剪定をして風が抜けるようにしましょう
ご紹介した庭木、強いというだけで絶対に倒れたりしないというわけではないので
強い台風のときや、強風の際などはくれぐれもご注意ください。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました